ジャックはミーナを抱きしめ、必死に守りながらミーナと一緒に地面を転がった。
『クッククク、王女を守る忠誠心ですか?素晴らしいですね』
ヴィルグロースは不敵な笑みを浮かべて笑った。
『ジャック…大丈夫?』
自らをかばったジャックをミーナは心配した。
『くっ…大丈夫です…』
ジャックはよろめきながら立ち上がった。
『汚いぞ、ヴィルグロース。タイマンだって言っただろ?』
ジャックはよろめきながら剣を拾い上げ、剣を杖のように地面についた。
『タイマン?ヒューマンは全て根絶やしにするのですから。ヒューマンは全て敵です、クッククク』
ヴィルグロースはそう言って、ジャックを睨んだ。