『くらえ!!』


ジャックはヴィルグロースに剣で斬りかかった。


ヴィルグロースは紙一重で避けたが、ジャックの剣圧で左腕を斬った。


『くっ…剣と剣のスイングスピードによる剣圧との、2枚刃か…』


ヴィルグロースは悔しそうに唇を噛んだ。


『だが…これならどうですか?』


ヴィルグロースはミーナに向かって右手の手の平を向けた。


『はあ!!』


ヴィルグロースはミーナに向けて衝撃波を放った。


『ミーナ様!!』


ジャックは剣を捨て、物凄いスピードでミーナに駆け寄り、ミーナをかばった。


衝撃波はジャックの背中を直撃し、ミーナをかばいながらジャックは吹き飛んだ。