『だよね…。ミーナ様がヴァンパイアだったなんて…信じたくない』


ハートは悲しげに告げた。


『ミーナ様が目を覚ましたら、俺たちどうしたらいいのかな?あんな姿のミーナ様を見たあとなのに…前みたいにミーナ様と旅を続けられるのかな?』


ラッセルは考えこみながらハートに尋ねた。


『わからない…でも、ひとつ言える事は前みたいにミーナ様の事を見れないって事。何か…怖いって気持ちが強くて…』


ハートはヴァンパイア姿のミーナに脅えていた。


『なかなか受け入れられないようだな…』


そんな二人のところにバダックがやってきた。


『バダックさん…』


ハートはバダックに気付いた。