「…俺は、つき合いたいって思った奴しか抱かない。
そいつが、初めてだとか100人の男とやってても、俺は気にしないし、本気で抱くよ」


なんでこんなこと…口にださないといけないんだよ。

聞いた本人は、顔を真っ赤にしてるし。

俺はため息をつき、そっぽを向く。



映画が始まり、左の手を、左側の肘置きに置く。

しばらくすると、左手に…高野の手が触れた。


たまたまだ。


高野の顔がカァァッと赤くなっていたんだから。


触れている手。

次第に、触れるところが多くなる。

最終的には…







自然と、指が絡んでいた。