「…これ、約束の代わりの約束」

「…うん」

「んで、できれば…泣いた後は、笑って欲しいんだけど」


君の笑顔が、好きだから。


俺がそう言うと、

高野ははにかむように、そっと微笑んだ。


その笑顔が、たまらなく可愛いと思った。




頬に、そっと手を寄せる。

高野は、ギュッと目をつぶる。



俺はそっと高野の顔に顔を近づける。

そして、そっと…



頬にキスをした。