『……これ以上、私に近付かないで。
関わらないで。

私はあんたとは付き合わない』



そう言った私の声は、とても低く、冷たいものだった…。






玲音はそんな私を見て、目を見開いていた。




でも私はそんなの構わず数学準備室を出て教室に向かった―――……。