『離してよ!
私は教室に戻りたいの!
あんたと話すことなんてもうない!』
何回も引き留める玲音にイライラして、私は強い口調で言った。
「何で、そこまで俺のことを嫌う?
理由を言え」
私が強い口調で言ったからか、玲音の声もいつもより低くなった。
『私はあんたと関わりたくないだけ。』
「本当に、それだけか?」
『それだけよ。』
何でここまで聞いてくるの?
私のことは構わないでほしい…。
「じゃあ、なぜ昨日反応した?
俺と関わりたくないだけじゃないだろ」
『何でここまでして私に構う?』
「気になるからだ」
どうして…
どうしてこんな目に私が遭わなくちゃ行けないの…