「ハハッ!大袈裟だよ優斗…」
そう言ったあとに下を向いた君。





「グスンッ!」

「えっ!?泣いてるの?」

「ゴメン…やっぱり優斗が好きなの?どうしたらいい?あの海の日以来優斗が私のこと避けてるのはわかってる。ゴメンね…でも…。」
「……」

「こんな二股みたいなことしてる女なんか最低だよね?」

「最低なのは俺だよ!曖昧な態度とるから蝶華を苦しめるんだね?あの日、あの時に俺が話しかけなかったら…出逢わなければ…」

「そんなことない。そんな寂しいこと言わないで!?」
「ゴメン…」

君の気持ちが俺に向いていた。俺に…そう確かな想いを君から感じた時で…

「でもね…正直に言うと彼氏に気持ちがないかって言うと…あるの。やっぱり私の彼氏って思うときは多いし…7年も付き合ってれば私のこと1番に理解してるのも彼氏…それでも優斗が気になって…今まで2人の人を同時に好きになるなんてないと思ってた。
こんなに苦しいんだね?どうしようもできない気持ちだもん…押さえても込み上げてくるもん…」

泣きながら君は俺に伝えてくれた。素直な気持ちだった。