昼間はああ言われたし、楓たちから女好きとか言ってたけど、本当は違う。
太一は優しく人だよ。
そう思いたかった。
突き付けられた現実を否定したかったのかもしれない。
太一に次言われる言葉を聞くまでは。
「あとねあの時、桜の木の下での約束破ってごめんね。行けなくてごめんね。引っ越すこと言えなくてごめんね。あの時あたしも好きだったよ」
伝えたかったこと言えた。
謝れなかったこと言えた。
「だからね、また幼なじみとして…「あのさ!」
突然張り上げられた太一の大きな声にビクッとした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…