朝になり制服に身を通したあたしは朝食を済ませてリビングのテレビをみていた。
「仁香子、そろそろ時間でしょ。早く行かないと遅刻するわよ」
お母さんが洗濯物を干しながらあたしに言ってきたので時計を見るとちょうどよい時間になっていた。
支度を済ませて家を出る。
ふと太一の家の前にも立ち止まったけどすぐさま歩き出して学校へ向かった。
学校についてから職員室へ行こうとしたけどわからなくなって学校の事務室へ聞きに行った。
「すいません。今日転校予定の藍沢仁香子です」
「あーはいはい。藍沢さんね。職員室まで連れてくからついて来てね」
事務員の人に職員室に連れてってもらった。