―――『また2人でここに来よう。オレ、待ってるから』



―――『うん!また来る。絶対行くから』



幼き頃の約束、いちょうの木の下でまた会おうと約束した。



でもあの日行けなかった。
約束をした日に君のもとへ行くことができなかった。



君はまだあの約束覚えているのかな。



久しぶりに会った君はすっかり変わっていて、あたしのことなんて眼中になく、君の中で過去の人になっていた。



あたしは好きの気持ちを残したままなのに。