えっ!?


そんなつもりはなかったのに…



『ごめんなさい…。
そんなつもりはなかったんだけど…』



私のテンションが下がっていると、



「嘘よ!
ほんと冗談も通じない子だわ」



と言われてしまった。




え!?

冗談だったの!?



また馬鹿にされてブスッとしてたら




「その顔あいつに見せてあげたいわ。
まあ、幸せそうで何よりよ。

じゃ、私は帰るからね」





そう言って帰っていった。




まったく、言うだけ言って帰るのは早いんだから。



華が出ていった教室の戸を見ていたら




「蘭?」




私の愛しい人の声がした。