……杏璃…杏璃!

ぁれ?

ここはどこ?

視界に白いものが映っていた。

ぁぁ。あたし死んだんだ。

ここは天国ね、

「…杏璃!」

へ?

あたし死んだんじゃなかったの?

なんであたしは死のうとしたの…?

ぅ…駄目だ。なにも思い出せない。

思い出そうとすると頭に釘を打たれるように痛む。


意識を取り戻した瞬間、あたしの視界には…

…誰だろう?この人。


「…だれ…?」