カチ…コチ……と、時計の音がやけに大きく聞こえた。


どうしてまたこんなバカなことを言ってしまったのだろう…。

こんなことしたって、後悔するだけなのに…。


だけどあたしには、今の春樹をほうっておけなかった。



「今日は…キスだけじゃとまんねぇかもよ?」

『いいよ』



あたしはそっと、春樹に近づいた。