「え…?知らない…けど…」
《なんか今、美鈴のお母さんから電話があってさ、まだ帰ってきてないみたいで…》


そう言われて、時計を見た。

時間はすでに0時を回ろうとしている。


《美鈴が帰ってこないのは結構あるから、お母さんもそこまで心配はしてないみたいなんだけどさ…。
 でもここ最近、美鈴、思い悩んでる感じだったから…なんか心配になっちゃって…。
 しかも携帯が繋がらないんだ》


なぜか俺も不安に思った。

もしかしたら、美鈴は秀とやり直して、秀の家に泊まってるかもしれない。


それでもこの感じる胸騒ぎはなんだろう…?