分かってる…
分かってた…。


病室を出たあの瞬間から
春樹がこのことを言いたかったこと…。


そしてあたしも
このまま春樹とは付き合えないって思った。


今の秀を一人にさせておけない。


だからあたしは…



『……うん』



そう答えた。