ねぇ…
本当はね…
春樹の背中を見ていると、春樹が今何を考えているのかわかるんだよ…。


あたしはその言葉を言われるのを恐れてる。



あたしの家にはすぐに着いて
門の前まで来ると、春樹は手を離した。

病院からの帰り道、一言も言葉はなかった。


辺りはもう真っ暗。
人通りも少なくなっている。



「……美鈴…」

『……』



これから先に進める、春樹の会話が怖い。