「あのときは、マジ死ぬかと思ったし!」
「いやぁ、春樹なら避けてくれると思って」
「俺はスーパーマンじゃねぇんだよ!」
『あははっ』


あたしはそこで、小さい頃の春樹と秀のエピソードを聞いた。

さすが秀は、春樹と幼なじみをやっているせいか、すごい面白い人。


『ほんと、二人って仲いいんだね』

「「んなことねぇ!!」」

『ウケる!ハモりすぎたし~』


あたしはすぐに秀の空気に馴染み、あたかも昔からの知り合いかのように話していた。