秀はいつだって…


すごく優しくて
すごく温かくて


だから決してあたしを責めない。


その優しさが辛いのに…。



「とりあえず、病室行くぞ」

『……』



あたしは「うん」とも言えなくて
春樹に腕を引っ張られたまま、秀の病室へと向かった。