『だい…じょうぶ…。
 特別、下敷きになったわけではないから骨折とかもしてないし…』

「そっか…」

『だけどっ…』

「美鈴?」


あたしは言葉を詰まらせた。


あたしがいけないんだっ…。

秀があたしをかばったから…。