『秀っ!!』



どうして神様は

あたしに罰を与えなかったのだろう。


秀は何も悪くない。
罰を受けるのはあたしのほうなのに…




『秀っ!!!』




ポタッ…ポタッ…と流れ落ちる赤い血。


それは紛れも無く秀のだった。