「じゃぁ…この商店街を抜けたら、バイバイしようか…」

『え…』

「お互いに立ち止まることなく、そのまま右と左で別れること。
 そして明日からは友達に戻るんだ」

『……わかっ…た…』

「よし!」


そう言って、秀は笑う。

この道なんて、100mくらいで終わってしまうだろう。


そしたらもう…