『わぁ…もうクリスマスって感じだね…』

「そうだな…」


街はすっかりクリスマスモード突入で、ところどころにイルミネーションやらクリスマスツリーが飾られ始めていた。

中には今取り付けている場所も。


『日本人って、こぉゆうの好きだよね』
「まぁな。美鈴も好きなくせに」
『うん!』


秀のその言葉に、あたしは笑って答えた。


思えば、つい最近ハロウィンの飾り付けだった気がするのに、今はすっかりクリスマス。

街中はつねに、何かしらの装飾品で溢れているような気がした。