「なっ?」
『…っ』


どうしてこの男は
こんなにもバカなんだろう…。


止められた時計
壊された時計


それはもう二度と進むことなくて
一体いつまであたしを待つつもりだった?

 

『……っバカァッ!!』



あたしは、そんなバカ春樹に抱き着いた。


冷たい冷え切った身体…。
一体何時間、この場所で待ち続けていたんだろう…。


春樹はそんなあたしを、ちゃんと抱き留めてくれた。