『はぁっ…はぁっ……』



0時なんてとっくに過ぎてる。
春樹はもう帰ってるかもしれない。


季節はもう秋で
夜風は冷たくさらす。


こんな中、春樹が何時間も待っていてくれるわけない。


それでもっ…



『…っ…はぁっ…』



あたしは今、走らずにはいられなかった。