あたし…は…



『……っ』



考えるよりも先に足が立った。



「美鈴?こんな時間にどこ行くの!」

『ごめん!すぐ戻る!!』

「美鈴っ!」


あたしは心配そうに声をかけてきたお母さんを遮って、そのまま玄関を飛び出した。



もう…

自分でもとめられない…。