それだけ言って、切られた電話。

あたしはすぐに時計を見た。


『ぁ…』


時計の針は、もう0時を回ろうとしている。
今から西公園に行っても、0時になんか間に合うわけなかった。


だけど…


『……』


心臓がドクンドクンって
ありえない早さでなってる。


まるで自分の中で何かが戦ってるみたい。