「美鈴~?」
『……』
「こ~ら!制服のまま寝ないのっ!ご飯よ」
『…ぅ~ん…』


いつの間にか日は沈んでいて
パートから帰ったお母さんに起こされた。


『……』


ぼーっと時計を見ると、時計の針は8時をまわっている。


あ~あ…
あたし、2時間以上も寝ちゃったんだ…。

あ…携帯…。


むくりと起き上がると、あたしは携帯のことを思い出して鞄から取り出した。


いくら春樹のことを避けてるといっても
このままでは秀とも連絡がつけられない。

あたしはそう思うと、携帯の電源を入れてセンターに問合せた。