『好きでもないのに、春樹と寝られるわけないじゃんっ!!』



どうして気付いてくれなかったの?


春樹のことが好きだったから
春樹のためだって思ったから

だからあたしは春樹の腕に抱かれた。


イケナイことだって分かってても
後悔するだけだって分かってても

それでもあの時だけは春樹の腕に抱かれたかった。


そんなあたしの想いも知らず春樹は…