「んで、兄貴も皐月のことが好きだったみたいで、二人はめでたくゴールイン。
俺一人置いてかれたってわけ」
『…それでも…まだ皐月さんを…?』
あたしがそう言うと、春樹は苦笑してあたしから目を逸らした。
「ほんと、バカみたいだよなー。
もう二人はくっついてんのに、兄貴のマネしてタバコ吸ってみたり、ファッションマネてみたり…。
なんでもっと早くに、気持ち伝えてなかったんだろう…って…」
笑って春樹は言ってるけど
あたしには春樹が泣いているように見えた。
気持ちを伝えてしまって後悔したあたし
気持ちを伝えられず後悔した春樹
どちらを選んでも
うまくいかない恋には後悔が付き物で…
どっちが正しいかなんて
そんなの分からなかった。
俺一人置いてかれたってわけ」
『…それでも…まだ皐月さんを…?』
あたしがそう言うと、春樹は苦笑してあたしから目を逸らした。
「ほんと、バカみたいだよなー。
もう二人はくっついてんのに、兄貴のマネしてタバコ吸ってみたり、ファッションマネてみたり…。
なんでもっと早くに、気持ち伝えてなかったんだろう…って…」
笑って春樹は言ってるけど
あたしには春樹が泣いているように見えた。
気持ちを伝えてしまって後悔したあたし
気持ちを伝えられず後悔した春樹
どちらを選んでも
うまくいかない恋には後悔が付き物で…
どっちが正しいかなんて
そんなの分からなかった。