だって春樹は、あたしのことただの友達としてしか見えてなかったから、秀を紹介してきたんだし…。

北条さんとも付き合ったのだって…。


それにまだ、皐月さんのことを忘れてないはず…。


あたしはグルクルと頭の中で自問自答をしていて
だんだんと意識が遠のいていく。



秀…


どうして…?



あたしの頭の中に最後にたどり着いたのは、秀のことで
ツーッとあたしの瞼から涙が流れていた。