「お前、何やってんだよっ!」
「離してよっ!春樹が悪いんじゃんっ!!」


そう言って、今度は春樹に叫ぶ北条さん。


「美鈴、大丈夫かっ?」
『あ、うん…』


あたしのもとには秀が来て、心配そうにあたしの顔を覗き込む。


あたしは何で自分が殴られたのか意味が分からなくて
殴られた頬を押さえながら、春樹と北条さんのやりとりを見ていた。