その人はあたしの姿を見つけるなり
ツカツカとこっちのほうへと歩いてきた。

あたしはその人の存在に全然気がつかず
スッとあたしの机の前に来たとき、ようやく気がついた。



「……」

『え?』



 パァーンッ!!!


『っ!!』



そいつ…

北条さんは突然あたしを平手打ちをした。