「っつか、なんで秀までこっち来んだよ?」
「え~?だって、どうせまだ担任は来てないだろうし」
『秀もこっちのクラスだったらいいのにね~』


あたかも当たり前のように3組に入ってくる秀。

あたしと春樹は自分の席に座り、秀は春樹の机の上にもたれかかっていた。


教室では、まだ担任が来ていないからみんなガヤガヤとしていて
あたしたちも他愛のない話をしながら過ごしていた。



 ガラッ…!!



ある一人の人が来るまでは…。