『ん~!今日もイイ天気!!』


屋上の扉を開けた途端、あたしは空に向かって大きく伸びをした。

なんだかこの天気、初めて春樹と出会ったときのことを思い出す。


あたしはフェンスまで歩いて行くと、外の景色を眺めた。

春樹はそんなあたしの横まで来て、あたしとは逆に、フェンスを背中に寄り掛かってる。


あたしたちの間には、しばらくの沈黙が流れた。