サラ…

「…ん~……」


そっと秀の髪を撫でると、それに反応して秀がピクッと動いた。

そしてしばらくすると、うっすらと開いてくる瞼。


「……みすず…?」

『あ、起きたみたいだね』

「ん。」


あたしは目を覚ました秀に微笑んだ。

秀はまだ寝ぼけているみたいで、ボーッとあたしの顔を見ている。