後ろからはさっきの男たちが追ってきていて
あたしは怖さのあまり、全速力で走った。


だけどなんだか安心感があった。


目の前に秀がいれば、絶対に大丈夫。

どこかでそう思っていた。




 バタン…


『はぁっ…はぁっ……』
「はぁ…」


あたしはとりあえず、秀に連れられるまま、どこかの家に入った。