「じゃぁ、俺は真奈待たせてっから行くわ」

『うん…』

「またな」



それだけ言うと、春樹は屋上から出ていってしまった。


あたし一人残して…。



『……』



あたしはどうすることも出来なくて
ここで泣いてもいいのかも分からなかった。

だってあたしは、春樹の友達でいることを望んだんでしょ?
だから告白なんてしなかったんでしょ?


こうなったって…別に文句なんて言えない。

春樹との関係だって、あたしが望んでシタことだから…。