「…潰れても知らないよ?」



「僕はそんなにか弱くないですから。」



じゃあ、少しだけ。



あたしはゆっくりと白崎の背中に乗ってみる。



ヒョイと軽々しくあたしをおんぶする白崎の力は強くて。



やっぱり背中が広い。



…こんなの、ドキドキする。



「…白崎、」



「なんです?」



「お、重い?」



「はい、すごく。」



ガーン…



あたしが固まってしまうと白崎の肩が揺れる。



…もしかして、笑ってる?