──白崎 玲二



ノートには、白崎の名前が書かれてある。



これ、白崎のノート…だよね?



あたしが不思議そうな顔をしていると、お母さんがクスクスと笑った。



「あの子、綺麗な顔してるわね?もしかして美玲の彼氏?」



その一言ではっとした。



「もしかして白崎…来たの?」



お母さんは頷きながらまた笑う。



ページをめくると今日の授業の内容全てが綺麗に書き写されていた。