考え…すぎ、だよね?



そう思っても、胸の奥はもやもやして仕方ない。



…大体、なんであたしが白崎のことでこんなに頭使わなきゃならないのよ。



ただ、わからないけど、どうしたって白崎のことを考えてしまう。



「美玲、もしかして白崎くんのこと好き?」



───ブシュッ



あたしはそんな一言にのんでいたジュースを吹き出してしまった。



「あはは、何言ってんの?美玲がガリ勉を好きになるはずないじゃん!!」



飯田さんといい、クラスメートといい…もうそんな言葉はまっぴら。