｢そっか。｣



空っぽの笑顔。



バカみたい。



あたしはなんで悲しいんだろう？



｢あたしさぁ…もうやめる。｣



｢はい？｣



｢もう勉強なんてやってらんないし。｣



白崎の顔、見れないや。



なんだか自分がすごく惨めに思える。



これじゃ飯田さんの思うつぼ。



じゃあ、言わなきゃいいって思うけど、白崎が傷つくのは嫌。



あたしのせいで、二人が…両想いの二人が離れてしまうなんて、そんなのまっぴらごめんだ。