…気づけば、飯田さんから忠告されてもう一週間もたっていた。





｢聞いてます？｣



ぐっと顔を覗き込まれはっとする。



目の前には白崎がいて。



あたしはいつものように白崎と放課後、勉強をしていた。



だけど…もし、飯田さんに見られたら…



｢顔色、悪いですよ？｣



｢えっ…あ、平気。｣



あたしがニコッとわざとらしく笑ってみると、白崎はクスっと笑った。



｢相変わらず変な人ですね、君は。｣



ふと、飯田さんの言葉が頭をよぎった。



"立花さんさ、玲二の事好きでしょ？"



そんなわけない、よ…