「…いつも読んでる英語で書かれた本って何?」



んで、悩んだ結果、この話題。



「…ハリーポッターですよ。」



「映画でみればいいのに。」



英語の本だから何読んでるのかと思えばハリポタかよってね。



「それを言われたら終わりですけどね。」



「はは、ラッキー。あたしの勝ち♪」



「本には本の良さがありますから。」



あたしに負けたのが悔しいのか白崎はそう言う。



「映画は映画の良さがあるよ?」



「本の方が内容が深いですから。」



「本じゃ迫力とかないじゃん。しかも分厚すぎて読む気うせるし。」



「ページをめくる楽しみがあります。」



「んなこと言ったって読めなきゃ意味ないじゃん。英語とか知らないもん。あたし日本人だし。」



白崎はため息をつく。