「…何してるんですか?」



低い声にギクッとしたあたしはちらりと白崎の表情をチェック。



うわ…めちゃくちゃ怪訝そうな目であたしを見てるし。



ここは何もなかったフリをして、勉強に戻ろう。



うん、そうしよう。



「白崎ー、」



「…」



「白崎?」



あれ?



白崎はあたしが何度呼んでも返事してくれない。



もしかして…怒った?



いや、でもあたし、言うなら匂いかいだだけじゃん?