「おい、立花」 あたしの前には仁王立ちした担任。 その担任の顔は笑っているけど、目は笑っていない。 これぞ、まさしく笑顔の圧力。 「お前の前回のテストは良いとしよう。だが今回はなんだ?」 「…なんだ、って見ればわかるじゃん。」 バシーンと学級日誌が頭に飛んでくる。 …コレは痛い。 「右から18点6点21点15点12点…20点満点のテストじゃないんだぞ?」 並べられる今回のテスト。 見事に赤点パラダイス。