──────────……… 「立花、?」 「…え、」 帰り道、白崎があたしの顔を覗き込んでくる。 「…どうかした?」 心配そうに見つめる瞳に胸が高鳴った。 あたしには何もわからないけど、飯田さんは泣いてた。 それを白崎に伝えるべきか迷っているのだけど、所詮 それは二人の問題であたしが踏み込んでいいのかと… 「…白崎は飯田さんを好きだった?」 じっと白崎を見つめると、白崎は優しく微笑んだ。 「…さぁね。」