そんな時、玲二に彼女ができたと聞いた。 相手は以前、近づくなと釘をさしといた子で。 玲二はきっと、そうあの子に言った事、感づいていたんだろう。 だって、本来の姿、で現れたんだから。 もう、遅い。 二人の姿をみると、胸を締め付けるみたいに苦しい。 あたしの“負け”。