「遊び、だったんだよな。単なる。」




「…え、」




「俺以外にも男がいたんだよ。別にどうだってよかったけど、女ってそれからそういうもんなのかなってさ。案の定、メガネかけて勉強できるナリしてれば誰もよってこなかったしな。」




“立花以外、”




白崎はそう最後に付け足すとクスッと笑う。






「立花はさ、なんで俺を好きになったわけ?」





それは、



「…白崎、優しいから。こんなあたしに勉強教えてくれたし、あたしが風邪ひいた時、家まで来てくれたし、いつも意地悪いうけど優しいから。」





自分で言っててすごい恥ずかしいんですけど、



「…俺、立花を信じるよ。」