あっという間に帰る時間がきた。


「お母さん私、海翔を送ってくるね」

「気をつけるのよ」


帰り道、海翔と色々な話をした。


学校のこと、友達のこと、そして私達のこと。


好きな人と話してると嫌な話でも何気に楽しく感じる。


「あんさぁー、お前・・・」


「なに??」


「お前に言いたいことがあるんだけど・・・。美由はこれから先、悩んだり苦しんだりしたら真っ先に俺に言えよ?俺が受け止めるから。」


「な・・なによいきなり。別に大丈夫よ。」


「お前が苦しんでること全部は無理だろうけど、その半分は必ず俺が受け止めるから。」


どうしたの・・・海翔・・・。


私、そんなこと言われると泣いちゃうよ??


「あ・・・ありがとう・・・」


すると海翔は私のおでこにやさしいキスをした。


すっごく温かい。


「ありがとね海翔。私も海翔の苦しんでいる半分を頑張って受け止めるから」


約束した。

「おー、お互いに受け止めような」